DICTIONARY不動産投資用語辞典

「ち」から始まる用語

地価

土地の価格のこと(国土交通省が毎年1回公示する標準地の価格)。
「住宅地」「商業地」「宅地見込地」「準工業地」「工業地」「市街化調整区域内宅地」「市街化調整区域内林地」に分類され、正常な価格を公示することで、土地の取引価格に一定の指標を与え、土地取引の目安となるものである。

地価税

法人および個人の保有する土地等(土地および借地権等)を対象として毎年課される国税で,1991年に地価税法の制定によって導入された。
租税特別措置法(第71条)により、平成10年分以後の課税時期に係る地価税の適用は停止されている。

地積

不動産登記法上の一筆の土地の面積のこと。
水平投影面積によって計算され、また平方メートルを単位として、1平方メートルの100分の1(宅地及び鉱泉地以外の土地で10平方メートルを超えるものについては、1平方メートル)未満の端数は切り捨てることとされている。

地番

登記上、定められた個々の土地に付される番号のこと。
不動産登記の際に使用し、市、区、町、村、字に当たる地域によって地番区域を定めている。
地番での住居表示は郊外の住所に多く見られ、一般的には○○町××番という形式で表示されている。

地目

登記簿に記載されている土地の用途・種類のこと。
現況と利用状況によって定められることになっているが、登記簿上の地目と実際の土地の利用状況が一致していない場合もある。
また、田、畑、宅地、塩田、鉱泉地、池沼、山林、牧場、原野、墓地、境内地、運河用地、水道用地、用悪水路、ため池、堤、井溝、保安林、公衆用道路、公園、雑種地の21種類に区分される。この他に行政用地として、学校用地、鉄道用地がある。

仲介手数料

宅地建物取引業者が宅地、建物の売買、交換、賃借の代理、媒介に関して依頼者から受けとる仲介手数料のこと。
仲介手数料の額は法令で定められており、仲介業者はこの額をこえて報酬を受けることはできない。

長期金利

1年以上の預金・貸し出しなどに適用される金利のこと。
個人向けの住宅ローンの金利や銀行等が企業へ融資する際の金利を決める目安にもなっている。
代表的な指標金利には、10年物国債(長期国債)の利回りが用いられることが多い。

長期譲渡

不動産の売却に際し、譲渡した年の1月1日(土地等建物等以外の資産は譲渡日)時点において、所有期間が5年を超えている場合をいう。
5年以下の場合は、短期譲渡。譲渡した場合の長期譲渡所得の税率は、所得税が15%※、住民税が5%の合計20%となる。
また、土地・建物等にかかわる長期譲渡所得については、100 万円の特別控除が適用される。
※H25年より、所得税に対し別途復興特別所得税(2.1%)が課せられます。

賃借権

土地や建物の賃貸借契約によって得られる借主の権利をいう。
借主は契約の範囲で目的物を使用し収益できる一方、貸主に賃料を支払わなければならない。

賃貸借契約書

賃貸契約に際して交わされる書類のこと。
契約内容は、個別の契約によって異なるが、「契約当事者の個人情報、契約期間と更新の定め、賃料や管理費(共益費)の額、支払い、滞納時の取り決め、敷金、反社会的勢力の排除、禁止事項、修繕、契約の解除、借主からの解約事項、原状回復の範囲と内容、特約事項」など、契約に必要なものが記載されている。

賃料清算金

決済(引渡)時に、当月分の賃料(家賃)を、日割りで精算する金額のこと。
つなぎ融資 新たな物件を購入する時に、現在所有している物件の売却が出来るまでにつなぎとなる資金のこと。
売買と資金とのタイミングのずれのつなぎを果たすための融資で買い替えローンといわれる。